まずはPyxelのサンプルをインストールして実行してみる
Pyxelのサンプルのインストールと実行
下記の記事に記載の通りにサンプルをインストールしてください。
インストールができたら、どんなサンプルなのか実行して確認もしてみてください。
Pyxelの基本構造
今回は、サンプルの中の01_hello_pyxel.pyを見ながらPyxelの基本を理解していきたいと思います。
このサンプルは非常にシンプルな構造なので、基本が理解しやすいと思います。
Appというクラスの中に
- init()
- update()
- draw()
があることがわかります。
この3つがPyxelの基本構造になるので、今回はそれぞれについて解説していきます。
初期化の__init__()
サンプルゲームが起動して一番最初に実行されるのが__init__()になります。
ここで行なう処理は、
- 画面サイズの設定
- キャプションの設定
- update()とdraw()の起動
などになります。
ゲームが始まる最初の準備をこの__init__()の部分で実行してしまうというわけです。
実際にサンプル( 01_hello_pyxel.py )では、下記のような処理を実行しています。
pyxel.init()
画面サイズを160×120に設定し、キャプション(GUIの枠の部分)の名前を”Hello Pyxel”に設定しています。
pyxel.image(0).load()
Pyxelのロゴをロードします。
pyxel.run()
Pyxelを実行開始します。
第一引数に更新処理を行うupdate()を登録し、第二引数に描画処理を行うdraw()を登録します。
これ以降は、update()とdraw()が順番に交互に実行され、__init__()は実行されません。
フレーム更新処理を行うupdate()
Pyxelはinit()で初期化処理が終わった後、フレーム更新処理と描画処理の繰り返しになります。
update()では次の描画までに必要な処理を行います。
サンプルでは
キーボードの『Q』が押されれば、サンプルが終了する
という処理が実装されています。
描画処理以外の処理をこのupdate()で行なうようにしましょう。
描画処理を行うdraw()
描画処理というのは、画面に表示するための処理になります。
サンプルでは、
- 画面をクリア
- 「Hello, Pyxel!」というテキストを挿入
- ロゴを表示
ということを順番に行っています。
テキスト表示では、色指定を動的に変更するようにしているので、サンプルを実行したとき、「Hello, Pyxel!」の文字がいろんな色に光って見えるようになります。
サンプルをいろいろ変えて、遊んでみよう
ここまで、Pyxelのサンプルを基に、Pyxelの基本的な構造を簡単に説明しました。
結局Pyxelに慣れるには実際に手を動かして、確認する方が早いと思うので、サンプルのコードをいろいろ変えて遊んでみましょう!
APIは公式GitHubに説明があるので、そちらを参考にしながらコードを書いてみても良いと思います。
このブログでも操作とコード例を紹介していきたいと考えています。
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