2020年度から小学校教育にプログラミング教育が導入されることは、ニュースなんかでも取り上げられています。
ただこれまでプログラミングにあまりなじみの無かったの親にとっては、どんな準備が必要になるかや、その準備にどれだけお金がかかるのか、よくわからないことが多いと思います。
今回は、そういう方々に少しでも役に立てればと思います。
対象とする用途の整理
まずは今回の分析にあたって、対象とする用途の整理をしました。
今回は以下の用途に絞って考えてみたいと思います。
- 簡単なプログラミング学習ができれば良い
- 動画編集などの本格的な、処理負荷の大きいことはしない
- できるだけ安く準備ができる
簡単とは言っても、現在のITの世界で使用されているプログラミング言語も使用できるものを考えています。
2つの候補
ノートPC
最近のノートPCは廉価なモデルでもプログラミング学習に使うぐらいであれば、性能は十分です。
14インチの廉価モデルであれば、下記のようなノートPCはいかがでしょうか。
性能はさほど高くないので、ゲームなどの用途には向かないですが、プログラミング学習用としては問題ないと思います。
これ以外のノートPCも多くありますが、価格としてはだいたい3万円~5万円ぐらいが相場というところですね。
Raspberry Pi
Raspberry Piはラズパイと略して呼ばれる、小型のコンピュータボードです。
サイズは名刺大と小さく、USB電源で動きます。
サイズも小さければ、値段も安いです。
ただし、ノートPCと違ってモニターが無いので、別で買わないといけません。
家に余っているモニターがあれば、それを使うのも良いですし、ラズパイ用モニターを購入するのも良いと思います。
下に紹介するモニターは7インチと少し小さいですが、タッチスクリーン付のモニターになっています。
モニター含めて、ラズパイ一式を準備したときにかかる金額は、約1.7万円~2.5万円ぐらいになります。
Amazonなどでラズパイ本体、microSDカード、電源などがセットになったものが売っています。
個人的におススメはRaspberry Pi
ラズパイをおススメする理由は、
- ノートPCよりも安くプログラミング学習の環境をつくることができること
- 電子工作にも向いていること
が挙げられます。
ラズパイは、プログラミング初心者の学習言語として人気の高いscratchはインストールして使えますし、機械学習向けの言語として人気の高いPythonも使うことができます。
またラズパイはLEDを接続して、プログラミングで光らせるなどといった電子工作にも向いています。
そのため、ラズパイ1台でいろんなプログラミング学習をすることができます。
最後に
今回は子供向けのプログラミング学習用環境について、準備に必要なものとその金額について紹介しました。
プログラミング能力を鍛えておくことは、決して無駄なことではないと思いますし、子供もゲーム感覚で楽しめると思いますので、ぜひ子供にはプログラミング学習の環境を整えてあげて欲しいと思います。
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